※初心者の染め物です。あくまでも色の参考に。これを真似て染めないでね※
何をかくそう私は草木染超初心者です。まだ何もわからず片っ端から本やWeb調べている状態です。しかし20本くらい染めてみて色々と伝えなきゃいかんと思うようになってきた。私は関西(都会です)在住ですが本や資料の大半が東日本の素材が多いのです。野山(裏六甲が多い)に入って目に付くものを集めても資料にない草木ばかり。そこでとりあえず私の染めたものを公開していきます。初心者なのに生意気ですが、文字通り走る実験室です。1年くらい過ぎたら変化した色も載せていく予定です。
★共通=染→媒染→染 の手順で染めています。アルカリ以外は水煮です。木綿は豆汁下地。
■タデアイの生葉
すいません去年染めたものがようやく形になりました。家で育てたタデアイの葉を10月に2度刈り、これは2度目です。うすいペパーミントブルー。1度目はもう少し濃い青でした。生葉をミキサーにかけ絞って漬けただけですが、色あせしていません。素材は布(Oriet Kyotoさん)、糸(つむぎ。ぴえろさん)ともに絹です。ちょっとクリエイターらしいショールになったかな?
■ケヤキ?フサザクラ?
街路樹伐採中にいただきました。木の幹はケヤキなのですが、葉がどう見てもケヤキじゃない。葉の先がとがっていて痛いです。これは何でしょう?染めてみた結果もやはりケヤキ系というよりは桜っぽいです。みょうばん媒染で、一番よく染まるウールで金茶。絹で濃いめのベージュ。モヘアは若干染まりにくいようです。10/31
■モチツツジ
関西以西にポピュラーに生えているつつじ。特長はなんといっても触ったらわかる、葉がベタベタなのです。他、葉や茎が細かい毛だらけなので花がなくてもわかります。煮た感じはそれほど匂いはないです。煮出すのに3日おいてしまった為あまり色が濃く出ていませんが、杏やびわのようなきれいな赤茶色(鉄では灰紫)が出るようです。サンプルはガーゼと麻トーションレース。おはぐろ媒染でたいへん上品なラベンダーカラーが出ました。
■センダン?
西日本の荒れた河原で見かける木。冬に葉が落ちても実だけが残り目立ちます。細枝と実を使いました。実は毒があるので直接食べてはいけませんが、消炎剤として塗っていたそうです。樟脳をきつくしたようなすごい薬くさい臭いがします。切ってだいぶ過ぎた枝であまり色が出ていませんが、みょうばん媒染で少し黄色みのかわいい肌色になりました。クロム媒染で赤くなるそうですが…
■フウの実
公園でみかける丸いとげとげの実がなる大きな木。煮ると鼻がすーっとするような樟脳に近い香りがします。ちょっと染まりにくいです。木綿もウールも枯葉のような薄いベージュ。
■ピラカンサ
古い枝だったためかあまりよく染まりませんでした。ウールはみょうばん媒染でベージュに近い茶色、絹はおはぐろ媒染で茶がかった灰色。
■バラの葉
バラの花びらをはずし茎と葉だけを煮ています。媒染や素材によってかなり色が変わってわかりやすい。簡単に染まります。豆汁の木綿でかなり濃く染まり使える染材。他の資料では鉄媒染で絹がまっくろになるとありましたが、その色は出ませんでした。ウールはみょうばんで上品な金茶色、鉄でウォームグレイ。無媒染では肌色になります。
■クローバー(シロツメクサ)
これはよく染まります。初心者向けの簡単に染まる草。においは無臭に近い古ごはん。絹の方がよく染まりウールは若干染まりにくい。絹はみょうばん媒染ではっきりした黄色、ウールはうすい黄色。鉄はやや緑がかった黄色。
■ブタクサ
でしょうか?にんじんの葉っぱのような細い目の葉です。近年アレルギーで有名になった帰化植物。ハーブで染めたような明るいカーキ色が出ました。きれいな色です。花粉症にならないよう、花が咲く前に刈ってしまいましょう。ちなみに臭いはまったくの無臭です。
■ヨモギ(アルカリ)
この写真はすべてアルカリ抽出+木酢酸鉄媒染。ウールの色がだいぶ違って出ています(モヘアはより濃く染まる)ウールは灰色、木綿はベージュ。ウールは黄みが強く出ています。実は大雨の日に乾かしたので外で干していません。退色するかも?
■カラスノエンドウ
すべてアルカリ抽出。古いごはんのようなちょっといやな臭いです。みょうばん媒染はもうすこし緑色が強かったのですが、日光であっけなく退色しました…orz
■スズメノエンドウ
アルカリ抽出。この糸はワークショップ金の羊さんで買った糸なのですが、ここの糸はかなり濃い目に染まるようです。カラスノエンドウと同じく、緑成分が退色しただのベージュに…
■セイヨウタンポポ
葉と花を普通に煮てみょうばん媒染。この周辺はじつはタンポポのような花があまり咲いていないので花だけ集めるのは不可能でした。緑色みは全くない薄いたまご色。花だけだともっと黄色になるのだそうです。
■ハルノノゲシ
水で普通に煮たのですが、全く色が出ませんでした…わずかに黄色がかっただけです。
■ナズナ
アルカリ抽出+みょうばん媒染。緑色もあまり出ておらず、結局うす〜い黄みがかったベージュ。何が足りないのでしょう。。
■ノグルミの実
3月採取。山に落ちていました。クルミの仲間だそうですが、実が全然違います。西日本に多い高木。とげは毛糸にくっつくと抜けます。リース材料としてよく売っているので簡単に入手出来ます。
昔の人が染料に使っていたという記述がありましたが、実際の見本がまったくないので試しに染めてみました。クルミとは全く色が違います。煮るとヤニのような臭いが少しします。すべてみょうばん媒染で、木綿が枯れ茶色。ウールでは黄みがかなり強くなりおうど色、絹はなかなか染まらず酸で染めてゴールドに。よく染まります。4番液くらいまで使えます。浴比1:20。
■ネザサ?
竹の種類はまったくわかりませんorz前に採取したものはこの写真ではないのですが、煮たら同じ「たきこみごはんのにおい」でした。この竹も西日本に多いものらしいです。この周辺では山に生えている竹はこれが多いです。
竹を染めている人はあまりいないようで資料もあまりなかったのですが、何種類か染めて色が違っているのに驚きました。
写真はウール(右はモヘア)みょうばん媒染で若草色。2番液くらいまで。浴比1:10。
■モウソウチク
この竹はどこにでもありますね。竹などどれも同じだと思っていたところ、煮たにおいまでまったく違うので驚きました(モウソウチクは煎茶のにおい)色はものすごく黄色が強く、みょうばん媒染で辛子色。木綿だけはベージュ。ためしに鉄媒染したところ、ネザサとほとんど同じ色になりました(一番右は鉄の入れすぎ笑)。竹は採取したらすぐ染めないと色が出ないようです。2番液まで。浴比1:10。
■ヒサカキ
よく神棚にあげるあれです。サカキとは花が違うので春ならすぐわかります。お墓にぼうぼうに生えているものを剪定して使っています。ヤニ臭します。アルカリで煮ましたが水でもいけると思います。みょうばん媒染で肌色に近い赤みのあるベージュ。写真はウールしかありません(他も試そうと思っていたら、相方にごみとして捨てられましたので試せませんでした…orz)浴比1:10
★初心者でもわかる糸染めのこつ
木綿は豆汁処理しましょう。大豆50gを1日水にひたし、水1リットルで1分ミキサーにかけたものを布でこし、30分つけておくだけです。数日乾かしてから使います。豆乳では色が薄いです。
ウールを脱水する時が一番糸がフェルト化しやすいので、すすいだらしぼらず水からあげてすぐにネットに入れ洗濯機で1分脱水。くっつきやすいモヘアもきれいに仕上がります。

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